ワンマン社長による会社の監視

防犯グッズ/小型カメラ等に関する体験談や感想を記載しています

まだ立ち上げたばかりの個人経営の会社に勤めていた時の実話です。 社長・専務・私の三人しか居ないので無我夢中で会社が軌道に乗るように残業も毎日で、頑張りました。

そして5年ほどで会社は軌道に乗ったのですが、ある日社長のデスクに書類を置くと何気に目についた物があり何だろうと思うとヴォイスレコーダーでした。

すごく迷ったのですが、専務にそうだんすると、社長のいない間に調べてくれて専務と二人の時間になるとスイッチがオンになるように設定されていました。

二人で何も悪い事はしていないのだから、そのままにしておこうと知らぬフリをして通したのですが、社長は私と専務を従業員として信用できない何かがあったのか今度は隠しカメラを設置していたのです。 事務所内はテナントビルなので特に更衣室などは無く、食事も着替えがあったとしてもその場所でする事になります。

私は事務服を貸与されていましたが通勤時も制服通勤可でしたのでよかったものの今思うとぞっとします。

隠しカメラの発覚は専務が、勤務時間外に事務所で他社の人に私用電話をしていた事でした。会社の電話でもなく、自分の携帯電話で話をしていたはずなのに、その内容に腹を立てた社長が、専務に理由を突き止めたというのです。

「そんな電話していません」と専務はシラを切ったそうですが証拠があると言わんばかりに話していた内容を詳しく言うのだそうです。専務はヴォイスレコーダーで盗聴されたと思っていたそうですが、実は隠しカメラがあると社長自ら宣言したそうです。

専務はその場で盗撮じゃないか!と怒りをぶつけたそうですがワシの会社だから文句は言えんだろうと傲慢な態度で開き直っていました。

そのカメラは書類棚の中にわからない様に設置されていました。 私がお昼に一人でご飯を食べる姿も、鼻水をかむ姿も映っていたそうです。

そして、その週末に私は会社を辞めました。専務も顧客整理をして会社を辞めました。