従姉妹のストーカー被害について

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県立病院でナースをしていた従姉妹(当時27歳)がストーカー被害に遭ったことがあります。たまたま看護寮の直ぐ近くに私が住んでいたこともあって、送り迎えが可能なときは極力していましたがそれでも2回襲われてしまいました。尚、相手は誰か分かりません。警察に相談していましたがパトロールを増やしますと言うだけで何の効果もありませんでした。

1回目は私が送迎できなかった日の夜の帰り道で、従姉妹は時々は後ろを振り向きながら警戒して歩いていたのに、それでも寮の敷地内の階段で襲われたそうです。体を触られたそうですが大声を出したら逃げていったそうです。2回目は私が夕方に病院から寮まで車で送り、部屋の前までついていった時のことです。安心して別れたのですが、その直ぐ後、ストーカー男が宅配便の配達員のフリをして部屋まで来たそうです。何か様子が違うと思った従姉妹が一瞬開けかけたドアをすぐに閉めようとしたら手が伸びてきて腕をグッと掴まれ、殺すぞと脅されたそうです。幸いドアチェーンをしていたので男が部屋に入ることはありませんでした。私のところへ電話がかかってきたので駆けつけましたが、ストーカー男は既にいませんでした。従姉妹はあまりにもショッキングな出来事で泣きじゃくっていました。110番通報した後は実家の叔父さんにも連絡をし、準備が整い次第そのまま私が従姉妹を車に乗せて何百キロも離れた実家まで送っていきました。今思えば本当に長い夜でした。

あまりにも危険で、またメンタルヘルス不調の兆しもあり、そのままでは仕事をできませんから従姉妹は即時に退職することになりました。それから6年ほどが経過します。幸いにもストーカー男は従姉妹の前には現れていません。当時は監視カメラが高価なものだったので無理でしたが、もし今なら付けていますし、看護寮内で起きた事件ということで労働安全衛生法の方面から雇用主に対策を講じるようにお願いをしていたと思うのですが、当時はそのような対策は全くできませんでした。

最初にイタズラ電話がかかってきてから、襲われて実家に逃げるまで1年半ほどです。従姉妹と叔父さんが私にボディガードになって欲しいと相談してきた時は既に1年が経過していましたが、私がボディガード役をするようになってから一気に行動が過激になった模様です。もしかしたら私を彼氏だと思って嫉妬し、焦ったのかも知れませんが、従姉妹は本当に恐い思いをしたと思います。一応被害届を出しているのですが、6年経過しても警察から犯人が見付かったという報告はありません。ストーカー殺人事件が起きる度に警察がいかに無能かという話題になりますが、本当に頼りにならないですね。