集団的自衛権?

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ストーカー被害が日本でも急速に広がっている。ストーカーの目的は自分の想いを、第三者に受け入れられないにも関わらず、想いを遂げようと強引に行動してしまい、揚句の果てにその人物や周りの人に肉体的、精神的被害を与えてしまうことだ。

 どうも、日本人のまじめさ、一途さ、努力して頑張って目的を達成するということに対する美意識が逆作用しているような気がする。そしてそれに拍車をかけているのが、「孤独」があるのではないか。たとえば、ある人が好きになって想いを遂げようとしたときに、「ちょっと待てよ、あの子はお前のタイプじゃないよ」と声をかけてくれる者がいないのではないか。

 今、インターネット社会で情報を集めようとすると、どんどん集まる時代になったが、その情報を自分の都合いいように解釈して、想いを勝手に増幅させてしまう。そして行動に出てしまう。現実とテレビドラマと違うぞ。お前の想いはわかるが俺ならこう考えれるがな。落ち着いて考えろ。それなら逆にとらえられるのでは。といったことを言ってあげらる人間がいない。以前はこうした同性の友人がいて「親友」「生涯の友」といわれる人間関係があったが、現在では希薄になっていると思う。

青年の男女交際にしても、今は一気に一対一の個対個の付き合いが多い。もっといろんな人と付き合い自分の感性を磨き成長するような人間関係がないように思う。また同じ悩みを持つものが悩みを打ち明け、人のことを自分のことのように悩んだり考えてくれる人間関係を作ることが求められるのではないか。

また、被害を受けている者も、警察という公権力に頼ることも必要だが、ストーカー行為を受け困っていることを打ち明け、守ってもらう方策を考えてくれる仲間が必要ではないか。孤独では解決できない。政治の上での集団的自衛権は問題が多いが、この問題についてはこれ必要でないか。